ゲイビとBLCDの用途の違い。
今回は上記の2エントリで述べた、ゲイビとBLCDについての補足記事となります。
ここからはエロに特化したお話なのですが、ざっくり大雑把に大別すると、ゲイビデオは目で楽しみ、BLCDは耳で楽しむものです。
当たり前やん。
って思ったでしょ!!
でもちょっと違うのよ!!!!
いいから聞いて!!!!!!
……
わたしはこうした作品について、殊エロに関しては、
『受け(ネコ)ちゃんがいかに気持ちよくなっているか』
を重視しています。
無理矢理だとか痛みに耐えているとか痴漢だとかの、嫌がる受け(ネコ)には全く微塵もそそられません。
これはノーマルAVにも共通していて、女の子が嫌がっているシチュエーションには反吐が出ます。そして現在の国内産AVにはそういったものが多く見られます。まぁそもそもターゲティングされていない腐女は、嫌なら見るなと言われておしまいなのでしょうが……
さておき、わたしがゲイビデオ界で第二の推しを見つけられなかった理由に、「顔と声のどちらもが好みの男優さんがいない」問題がありました。
サンプルやジャケット写真では、顔が良い男優さんはいっぱいいます。
それこそなんで芸能人じゃないのと思うようなイケメンやアイドル並みの可愛さの子は、メーカーサイトにはバンバン出てきます。
いまさら写真詐欺だなんて言うつもりはありません。
わたしもいい歳の腐女なので、芸能人じゃなくても画像加工していることくらい知っていますし、そんな初心でもないのです。
むしろこちらの方が重要で、いざサンプル動画を再生してみると、わたしの求める喘ぎ声にはほぼ出会えません。
まずノンケ男性のデビュー作で初めてのアナルセックスまで、というコンセプトの作品だと、気持ちよくなる才能のある子はほぼいません。
それでも最終的に気持ちよくしてしまえるテクを持ったタチ役の男優さんもいるにはいらっしゃいましたが、ここでは話したくないので割愛します。
逆に撮影回数を重ねることで、喘ぎがわざとらしく、芝居っぽくなることもあり。
特にわたしが愛好していた『腐女向けタイトル』では、その傾向が強かったように思います。
逆に声がストライクでも、表情が悲しいくらい好みでなかったり。
なのでサンプルの再生に悲観してはBLCDで気持ちいい喘ぎに癒やされる、という行為を繰り返していました。
つまり冒頭でも述べましたが、ゲイビデオは目で楽しみ、BLCDは耳で楽しむものなのです。
BLCDが耳でしか楽しめないのと同じように、ゲイビデオも目でしか楽しめない。
このニュアンスの違いがおわかりいただけたでしょうか。
ちなみに「表情の好み」についてはBL漫画とも領域が被っていて、生身の人間である以上、ゆがみ崩れることもあります。
そのゆがみ崩れる様をすら美しく表現できるのが漫画作品です。
なのでたぶん普通の腐女はゲイビを観ないのでしょう。
……
余談ですが、写真に現れるお顔の好みと、動画を再生してみて初めてわかる表情の好みって、明らかに違いますよね。
ってことを書いている今はじめて気がついたんですが、その両方を備えているからこその、芸能人なのかもしれなぁ。